深呼吸すれば匂う。
傷つけば痛い。
斬りつければ真っ赤な血が。
肉を持ち、魂を持ち、心を持ち。
アンリアリティの中のリアリティ。
手を伸ばせばすぐそこに在るような、そんな空気感を目指しているんだ、きっと。
青臭い正義感も、奇麗事も、そんなもん現実じゃ通用する訳ねぇよって否定してしまえばそれまでで。
それでも、そういう青い部分も。
遠いその境地に至りたいと、書きながら思っている。
呼吸する魂は、皆さんに伝わっているのだろうか。
今は伝わらないのだとしても、いつかそういう風に書けるようになりたい。
〔テーマ:物書きのひとりごとジャンル:小説・文学〕